yakataの情報奮闘記

プログラミングの話をします

ラズパイを公式OSのままNAS化したから見てて

※この記事のリンクはしばしばhttpである場合があります。リンク踏む場合はお気をつけください。

ラズパイを衝動買いしてしまいました。利用したのはコチラのネット通販。(https://raspberry-pi.ksyic.com/)

色々いじるとラズパイとラズパイOSの個性が見えてきて、

  • ブラウザのChromiumを起動するのに30秒くらいかかる。(サブPCとしても使いにくい遅さ)
  • terminalを叩くと特に遅くは感じない。
  • 大体Linuxだと思っておくとコマンド周りは大丈夫。だけど時々動かせないコマンドはある。
  • そのために検索するときはLinuxで検索をかけるが、そのまま適応出来ず一部コマンドを変更することもまぁまぁある。
  • 起動データ周りを壊してしまっても(おそらく)全部microSDに入っているので他のPCで直せばまた動く(エライ)

というわけでプログラミングしたりするにはいいけど、動画見たりみたいな使い方は厳しいという感じですね。今回の自分の要望が

  • ラズパイ公式OSさんで遊んでいたい
  • NAS(Network Attached Storage ネットにつながっているHDDくらいの認識)化してノートPCの容量を実質的に増やしたい。
  • すでにHDDは使っているので、formatしたくない。

という3つがありました。特に3つ目は頭わるいことこの上無いのですが、新しいの買いたくなかったから仕方ない。ちなみにntfsでフォーマットされていたので、この後はその話をします。 調べるとNAS専用OS使っているものが多いので自分で調べることに。

必要なことが

  1. (ラズパイとノートPCを同じWifiにつなぐ。)
  2. ラズパイでHDDをmountする。
  3. ラズパイでntfs形式の書き込みを出来るようにする。
  4. マウントしたフォルダを共有する。(これを起動時に行うように設定する)
  5. (ノートPCで見られるか確認する。)

でした。

ラズパイでHDDをmountする。

公式OSではつなげるだけで自動でマウントしてくれるのですが、普通Linuxntfs形式の書き込みは出来ません。そのため書き込み出来るようにマウントし直す必要がある。

umount (mount先のパス ex. /media/test)

何か怒られたらmount先のパスを見ているプロセスがあるので消す。ここはrebootしてすぐに(プロセスが作られる前に)umountしたら怒られなかったのでそれでもいい。

fuser -k (mount先のpath)

確か怒られたときにfuser使えと言われて"fuser --help"して使った気がする。ネットの記事より公式のhelp。 ココらへんは(https://open-groove.net/linux-command/fuser/)を参照したら-kmのほうがいいよみたいなことが書いてあった。まぁ壊してもいいのが強みですしおすし。

あとは

mount (マウント元のパス) (マウント先のpath)

でマウント出来ますが、これはしないで次の項目

ラズパイでntfs形式の書き込みを出来るようにする。

さて、ntfs formatを書き込みするためにntfs-3gを使います。ちなみに使い方調べたら10年前の記事がヒットしてそのまま使えました。ココらへんの話はhttpじゃないと出てこなかったので、将来的にはGoogleじゃない検索使うとかになるんですかね。 参考リンク: http://www.usamimi.info/~pochi/linux/ntfs-3g.html

sudo apt install ntfs-3g
sudo mount -t ntfs-3g (mount元のパス) (マウント先のパス)

これで書き込みが出来るようになりました。適当にvimなどでテキストファイル作ってみて確認しました。あとはちゃんとマウント出来ているかを

df -Th

で見ます。dfは本当は残り容量を見るためのものなのですが、マウントも見れるのでこれで見てます。 起動時にマウントされるように/etc/fstabに書き込んでおきましょう。ココが起動時に読み込まれ、自動でマウントされる場所のようです。 fstabについてはココらへんを参照しました。spaceの数は適当で大丈夫らしい。

qiita.com

マウントしたフォルダを共有する。(これを起動時に行うように設定する)

本当は色々大変なんでしょうけどsambaというパッケージが全部やってくれます。かんたんだね。

sudo apt install samba
vim /etc/samba/smb.conf

でここに色々書き込みます。ココらへんは他に解説を譲ります。セキュリティは甘々で作っている自覚があるので。 さて、ココまでやれば出来ているはずなので、ノートPCで確認→reboot→ノートPCで再確認をすれば終わりです。お疲れ様でした。

終わりに

ノートPCと配線地獄を分離出来たので個人的に満足です。またその気になったらラズパイOSで遊ぶことも出来るのが良き。正直ノートPCの容量が足りなくなりかけていたので、家でだけ見られればいいデータはNASに、作業中のものはノートPCかクラウドにおいておけばいいという形がおおよそ出来ました。やったね! NASは非エンジニア界隈にはもちろん、エンジニア界隈でもあまり知名度無いっぽいので、おすすめしておきます。物理的に繋げなくても容量増やせるよ。